全国初の点描シャーマン像 弥生時代中期の土製品 大阪・東奈良遺跡

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点描で人物が描かれた土製品=大阪府茨木市役所で14日午後3時35分ごろ、高橋昌紀撮影
点描で人物が描かれた土製品=大阪府茨木市役所で14日午後3時35分ごろ、高橋昌紀撮影

 大阪府茨木市東奈良3の東奈良遺跡で2002年に出土した弥生時代中期後半(紀元前1世紀ごろ)の土製品について、市教委は17日、両手を広げた女性シャーマン像が点描されていることが分かったと発表した。国内で発見された同様のシャーマン像(約20点)はいずれも線描されており、点描による像は全国初という。宗教的な護符に用いられた可能性があり、専門家は「弥生人の精神世界と文化水準がうかがえる貴重な発見」と注目している。【高橋昌紀】

 市教委歴史文化財課などによると、土製品は02年6~9月の発掘調査で見つかり、市教委が分析を進めていた。最大直径8・3センチ、厚さ1・7センチの円盤形で、右上側が欠けているため、中央に描かれたシャーマン像は上頭部が失われている。像は直径約1ミリの点で描かれ、両足の間には性器を表したとみられる線刻がある。点描には針状の道具が用いられたとみられ、全体を焼成した痕跡がある。

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