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人生いつも、アプデ中。

実況とゲームの相性は? 始めて感じた奥深さ TBS宇内梨沙アナ

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ゲームを楽しむ宇内アナ=2021年9月1日午後2時56分、前田梨里子撮影 拡大
ゲームを楽しむ宇内アナ=2021年9月1日午後2時56分、前田梨里子撮影

 TBSでアナウンサーとして活躍している宇内梨沙さん(29)は「ゲーマー」としての顔も併せ持つ。そんな宇内さんの連載コラム「人生いつも、アプデ中。」では、ゲームの楽しさや自らの面白エピソードをつづる。

自分へのご褒美「東京ゲームショウ」

 9月は東京ゲームショウの時期ですね。

 私は9月生まれなので、毎年、自分へのご褒美として東京ゲームショウに行き、最新情報をチェックしたり、ゲームの試遊や写真撮影、グッズを購入するなどしたりして楽しんでいました。新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン開催が続きますが、再び幕張メッセで開かれる日を待ち遠しく思います。

 ところで、前回の「アプデ中。」では「ゲーム実況に憧れ、アナウンサーになってから、夢を実現した」というお話をつづりましたが、今回は実際に動画投稿を始めて感じたことを紹介します。

 真っ先に気にするようになったのが「数字」です。再生回数と登録者数。ゲーム好きとしてさまざまな動画を公開していますが、好きなゲームが必ずしも伸びるわけではないですね。今、勢いのあるシューティングゲーム「Apex Legends」は始めた当初よりも今の方が再生回数や登録者数が伸びるため、配信するタイミングがとても大切だと思います。

 配信を始めてもうすぐ1年ですが、数字を考えるなら、ファンの母数が多いゲームや、マニアックなゲームであってもコアなファンがしっかりいるゲームがいいのかなと感じています。

 逆に、みんなが飛びつくような新作のビッグタイトルは差別化が難しかったり、クリアに時間がかかる「オープンワールド」(攻略法が一つではないなど自由度の高いゲームジャンル)は動画投稿との相性が悪かったりと、始めてから見えたことがたくさんあります。

 あるユーチューバーさんは「半年くらい前に人気があったゲームをやると良い」とも話していました。確かに、ゲームの鮮度が落ちる前かつ他の配信者はすでにクリア済みのタイミングなので差別化しやすいのかもしれません。

 私が今プレーしている「フロム・ソフトウェア」社のアクションRPG「Bloodborne(ブラッドボーン)」は非常に難易度の高く、玄人好みのゲームで、1体のボスを撃破するのに2時間かかることもあり、苦労しています。しかし、フロムのゲームには確かなファンがいて、6年前のゲームにもかかわらず、今、生配信しても1000人以上の方が見に来てくれます。何よりうれしいのが、ゲームのファンの方が見てくださることです。

 事業を始める際などに「ブルーオーシャン(競争相手のいない未開拓市場)を狙え」と言いますが、今やその逆の「レッドオーシャン」となっているゲーム実況市場。圧倒的なプレーヤースキルがあるわけではない私は何をすれば良いのか。何が正解なのか、いつも考えながら遊ぶゲームを考えています。SNSの世界はわかっているようで、まだまだ何もわからない。

 奥が深いなあとしみじみ感じています。今はとにかく「Bloodborne」の全クリを目指します。完全に動画配信者目線でアナウンサーとは思えない文章をつづっていて、我ながら笑ってしまいます。

宇内梨沙(うない・りさ)

 1991年9月21日生まれ。神奈川県横須賀市出身。2015年4月、TBSテレビにアナウンサーとして入社。TBSのeスポーツ研究所に所属し、YouTubeチャンネル「ゲーム実況はじめました。~女子アナゲーマー宇内e~」を開設。ゲーム関連の動画を配信している。

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