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銀橋のきらめき

映画、演劇評論家・薮下哲司さんが宝塚歌劇団の公演や役者などを紹介します。

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タカラヅカ余話 輝ける「大舞台」、新人公演 次代のスターを見いだす

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 宝塚歌劇には毎公演1日だけ、入団7年目までのメンバーによって、本公演と同じ内容の舞台を衣装、装置もそのままに、宝塚大劇場と東京宝塚劇場で上演する新人公演があります。人気絶頂のトップスターも数年で退団するのが宝塚の宿命。このためスターの育成は最大の課題です。有望な若手をトップスターの役に起用し、次代のスターを見極める、宝塚ならではの公演でもあります。

 1958年に始まった当初は、新人研修会のような位置づけで、関係者と出演者の熱心なファンが観劇する程度。客席からの写真撮影も黙認というのどかなものでした。ところが80年代に涼風真世や一路真輝といった有望な若手スターが出現、天海祐希が入団1年目で新人公演の主役に抜てきされて注目を浴びたころから、新人公演の主演経験がトップスターへの登竜門という約束事のようなものも出来上がって、いまや出演者も応援するフ…

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