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日本文化をハザマで考える

日本文学研究家のダミアン・フラナガンさんが、日英の「ハザマ」で日本文化について考えます。

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日本文化をハザマで考える

第39回 アジアとアフリカの文化融合を夢見る芸術家

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永楽帝に献上されたキリン
永楽帝に献上されたキリン

 南アフリカのズールーランドで先日、ほこりっぽい道をドライブしていて、小さいアートギャラリーに出くわした。そこに飾ってあった何枚かの絵が記憶に残っている。その絵には、20世紀の初頭にズールーの戦士たちがはるか日本まで旅をすることになった経緯が示され、神社や日本庭園など日本の景色の中に戦士たちが描かれていた。

 絵には説明がついていた。1910年に中村直樹という日本人がダーバンへ旅行し、ムプンジ・シェジ(Mpunzi Shezi)というズールー人に出会った。中村はそこで、ムプンジらズールー人を日本に招待し、互いの文化を探求する旅が始まったのだと。

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