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室町の兄妹・流れ公方と忘れられた尼

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室町の兄妹・流れ公方と忘れられた尼

/9 姉なのか、妹なのか 謎の「いもし御所」を追う /京都

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 1545年に亡くなったと2018年にようやく確定できた曇華(どんげ)院・祝渓聖寿。下克上の世の始まりを告げた明応の政変(1493年)では、獄舎に入れられていた室町幕府十代将軍・足利義稙(よしたね)を、輿(こし)に2人で身をかがめて乗り込んで脱走させた。義稙が亡くなった後、実は皇室を救う活動をしており、彼女の死去時、後奈良天皇は国家として最大の礼遇で悼んだ。

 なぜ、彼女は日本人の記憶から消え、忘れられたのだろう。そもそも何をした人物なのか。それをたどろう。まず、死亡記事を載せた吉田兼右(かねみぎ)の日記で、彼女は「義稙の姉」と記されている。なぜ、この連載のタイトルは「妹」なのか。

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