神戸の桃、リキュールに 農政公社など 規格外使いロス削減へ /兵庫

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試作中の神戸産リキュールを紹介する神戸農政公社の松本紀之さん=神戸市西区で2021年9月15日午後4時6分、宮本翔平撮影
試作中の神戸産リキュールを紹介する神戸農政公社の松本紀之さん=神戸市西区で2021年9月15日午後4時6分、宮本翔平撮影

 神戸農政公社(神戸市西区)はJA兵庫六甲(同市北区)と連携して神戸産の桃を使ったリキュールを開発している。2020年5月ごろから試作を重ねており、22年3月までに試験販売する予定。形が悪かったり、熟しすぎたりして選果場で規格外で廃棄される桃を活用した。食品ロスの削減や地域の特産品のPRにつなげる狙いがある。

 公社やJAによると、神戸市西区押部谷町では約8・9ヘクタールで桃が栽培されている。20年の出荷量は6・1トンで、完熟させてから収穫、出荷しており、甘みや香りが高いのが特徴だ。桃はデリケートで少しの衝撃で傷むことがある。収穫までに約3割が廃棄され、選果場でも約1割が規格外になるという。

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