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自民党総裁選(29日投開票)は、毎日新聞による国会議員の支持動向分析と世論調査の結果、序盤の混戦状態が浮かんだ。今後の人事などを見据えて国会議員票の勝ち馬に乗ろうとする動きや、近づく衆院選を意識して「世論の人気が重要だ」との声が交錯。1回目の投票で計764票の過半数を得る候補がいない展開も想定し、各陣営は上位2人による決選投票との「2段構え」を余儀なくされている。
国会議員へ「2回目よろしく」作戦
毎日新聞が調査・分析した議員支持動向では、全体の3割強を固めた岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が頭一つリードする。岸田派(46人)を足場に細田派(96人)や麻生派(53人)、竹下派(51人)などに浸透を図り、岸田陣営幹部は「議員票で1番は固い」と手応えを口にする。
ただ、全体のもう半分を占める党員・党友票で、河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=に大きく後れを取ることも、岸田陣営の前提だ。党員票の劣勢を議員票で補い、1回目の投票で2位までに入るには「もう20~30票は上積みが必要」(岸田氏周辺)と計算する。
竹下派会長の竹下亘氏の死去に伴い、総裁選の1回目の投票は議員票が1減の382票、党員票も同じ382票となる。一方、決選投票では議員票382票に対して、都道府県票は47票だ。
決選投票では議員の支持が多い候補が優位になるため、岸田氏にとって議員票固めは…
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