基準地価、コロナが分けた「明暗」 大幅に変動した地域を歩く

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東京圏の商業地で最大の下落率となった新宿・歌舞伎町。長期化する新型コロナウイルスの影響で飲食店の撤退が相次ぎ、店名の書かれていない看板が目立つ=2021年9月17日午後3時46分、中津川甫撮影
東京圏の商業地で最大の下落率となった新宿・歌舞伎町。長期化する新型コロナウイルスの影響で飲食店の撤退が相次ぎ、店名の書かれていない看板が目立つ=2021年9月17日午後3時46分、中津川甫撮影

 長期化する新型コロナウイルス禍は、日本人の生活スタイルや働き方を大きく変えた。それは地価にも影響を及ぼしている。コロナ禍の逆風に遭う地域がある一方で、逆にそれが追い風になった地域もある。21日に公表された基準地価で、前年からの変動率が大きかった地域を訪ね歩き、コロナ禍で地価が動いた理由を探った。

まるで「住宅バブル」

 「駅に近い新築戸建ては6000万円以上。売り出そうにも土地が少ないので、物件は奪い合いになる。この2年で平均価格は2割近くも値上がりしたよ」

 地元に拠点を置く不動産業者の声が「住宅バブル」とも言えるこの地域の活況を物語っていた。周囲では古い民家が次々と取り壊されては更地になり、分割されて売り出されている。

 ここは東京に隣接する千葉県市川市。…

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