無形文化財「黒川能」受け継ぐ11歳 家族の絆に支えられ 山形

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練習に励む秋山兵吾さん=山形県鶴岡市黒川で2021年7月23日、長南里香撮影
練習に励む秋山兵吾さん=山形県鶴岡市黒川で2021年7月23日、長南里香撮影

 国指定重要無形民俗文化財「黒川能(くろかわのう)」が受け継がれる、山形県鶴岡市黒川。特設の水上舞台で2年ぶりに開かれた「水焔(すいえん)の能」を前に、磨き抜かれた床が光る稽古(けいこ)場で、扇を手に背筋を伸ばした児童が練習に汗を流していた。

 「実際の舞台との違いを意識して、歩幅に気を付けて」。張り詰めた空気の中、指導する下座の上野由部(よしぶ)能太夫(68)の声が飛んだ。

 演能に先立ち、市立櫛引東小の児童が披露する「舞囃子(まいばやし)」で、舞い手の大役を担うのは6年生4人。秋山兵吾(ひょうご)さん(11)は唯一の男性だ。小学校最後の舞台に向け、稽古に熱がこもる。

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