伊藤詩織さん「一緒に考えてほしいから」 取材に応じる思い語る

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報道陣の取材に応じる伊藤詩織さん。時折涙を浮かべた=東京都千代田区の東京高裁前で2021年9月21日、宇多川はるか撮影 拡大
報道陣の取材に応じる伊藤詩織さん。時折涙を浮かべた=東京都千代田区の東京高裁前で2021年9月21日、宇多川はるか撮影

 伊藤詩織さんは21日、東京高裁で開かれた控訴審の口頭弁論で意見陳述した後、高裁前で報道陣の取材に応じた。伊藤さんは「(山口敬之氏の陳述内容に)ショックが大きすぎて」として、山口氏が法廷で陳述した詳細について言及を避けつつも、「このケースを一つのリトマス紙のようにして、今後の司法のあり方に目を向けてほしい」と語った。

 伊藤さんは「実はこの場に、このように立てるか分からなかったのですが、トイレで深呼吸して立っています」と話した。時折こみ上げる涙を抑えながら、この日の口頭弁論を「被害者が沈黙した方が身のためなのかと思わせられるような言葉や、もう思い出したくないこと、そして一番目に入れたくない人物を目の前にするということが、私の身に起きました」と振り返った。

 控訴審はこの日に結審し、判決は2022年1月25日と決まった。結審後、報道陣の取材に応じた思いについて「どちら側でもいい。あなたの立っているところで、このことがどう見えるのか、何ができるのか一緒に考えてほしいから、皆さんの前でお話しさせていただいている」と語った。【宇多川はるか/デジタル報道センター】

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