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バイデン米大統領は21日、ニューヨークで開かれた国連総会の一般討論で演説した。約20年に及ぶアフガニスタン戦争の終結を受けて「過酷な戦争の時代は終わり、絶え間ない外交の時代が幕を開ける」と述べ、国際協調を重視する姿勢を強調した。
今年1月に就任したバイデン氏が一般討論演説に臨むのは初めて。新型コロナウイルス感染症や気候変動への対応が急務だとして「今後10年が文字通り、未来を決める。今、未来のために共に闘うか否かが、この先の何世代にも影響する」と各国に連携を呼びかけた。また、「21世紀において、未来を確かなものにするためには、他国と協力しなければならない。共通の課題に対して、地球規模で行動を促していくため、国際的な組織に戻ってきた」と述べ、自国優先主義に傾斜したトランプ前政権との違いを強調した。
直面する課題として新型コロナや気候変動、サイバー分野や先端技術に関するルール作り、テロの脅威などを挙げ、「同盟国やパートナー国と対応を主導していく」と強調。一方で、「他の分野で深刻な意見の相違があっても、共通の課題を平和的に解決しようとする国とは協力する用意がある」と訴えた。
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