裁判受ける権利侵害認める 入管対応に初の「違憲」 強制送還控訴審

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判決後に記者会見する原告側の代理人弁護士=東京都内で2021年9月22日午後2時17分、遠山和宏撮影
判決後に記者会見する原告側の代理人弁護士=東京都内で2021年9月22日午後2時17分、遠山和宏撮影

 難民認定申請の棄却を告げられた翌日に強制送還されたスリランカ人の男性2人が、憲法32条が保障する「裁判を受ける権利」を侵害されたとして国に計1000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は22日、入管の対応を違憲で違法と判断した。その上で、請求を棄却した1審・東京地裁判決(2020年2月)を変更し、国に計60万円を支払うよう命じた。弁護団によると、強制送還を巡る入管の対応が違憲と判断されるのは初とみられる。

 判決によると、男性2人は不法残留で11年と12年にそれぞれ入管施設に収容された。難民認定を申請したが、法相がいずれも不認定としたため、不服を申し立てた。法相は14年10月31日と11月7日に不服申し立てを棄却したが、入管が2人に棄却の事実を伝えたのは同年12月17日で、2人は翌18日にチャーター機でスリランカに集団送還された。

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