「障害児を普通学校へ」 全国連絡会集会、40年の運動振り返る /東京

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パネルディスカッションで発言する五十嵐玉枝さん(右から2人目)=東京都千代田区の日本教育会館で2021年9月18日午後4時14分、加藤昌平撮影
パネルディスカッションで発言する五十嵐玉枝さん(右から2人目)=東京都千代田区の日本教育会館で2021年9月18日午後4時14分、加藤昌平撮影

 障害のある子どもの普通学校進学を支援するため、当事者や支援者らで結成された「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の40周年全国交流集会が18、19日の2日間、千代田区の日本教育会館で開かれた。40年間の運動の振り返りや、普通学校で学ぶ障害児の保護者らからの報告などが行われた。

 全国連絡会は、1979年の養護学校(現在の特別支援学校)義務化に伴い障害児の普通学校進学が難しくなったことを背景に、81年8月に普通学校進学を希望する障害児や保護者を支援するために結成された。現在は、情報を共有している関係団体や支部が全国にあり、会員は約650人に上る。

 現状は、障害児が小中学校への進学時に普通学校を希望しても、学校生活で必要な設備が不足しているなどの理由を示されて入学を断られたり、特別支援学校への進学を強く勧められ選択の幅を狭められたりする事例が全国的にみられる。高校進学では、入試段階で定員割れしていても不合格になる「定員内不合格」の問題もある。

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