中国、石炭火力輸出せず 気候変動対策 習氏国連演説

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習近平国家主席がビデオ形式で演説をした国連総会=ニューヨークで2021年9月21日、AP
習近平国家主席がビデオ形式で演説をした国連総会=ニューヨークで2021年9月21日、AP

 中国の習近平国家主席は21日、ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論演説にビデオで参加し、気候変動対策の一環として「海外で石炭火力発電所の新たな建設は行わない」と明言した。詳細な条件は明らかにしていないが、途上国における石炭火力の最大の支援国だった中国の方針転換により、世界の石炭火力計画が大幅に減る可能性がある。

 気候変動に対する危機感の高まりを受け、二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力発電への公的支援に対する風当たりは強まっている。世界最大のCO2排出国である中国は国内でも多数の石炭火力の新設計画があり、海外での建設停止の表明は、国内計画への批判をかわす狙いもあるとみられる。習氏は演説で「中国は他の途上国がグリーンエネルギーや低炭素エネルギーを開発するための支援を強化する」と述べた。

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