在日外国人差別の全体像を映画に 作家の高賛侑さんが制作費支援募る

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
大阪市内で5月、入管法改正などに抗議してデモ行進する市民ら=高賛侑さん提供
大阪市内で5月、入管法改正などに抗議してデモ行進する市民ら=高賛侑さん提供

 大阪市生野区のノンフィクション作家、高賛侑(コウチャニュウ)さん(74)が、在日外国人差別をテーマにしたドキュメンタリー映画制作を進めている。2021年3月、名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が適切な医療を受けられないまま病死。衝撃を受けた高さんは「在日コリアンへの差別、入管問題も含め、戦後の在日外国人差別の全体像を描きたい」と話す。22年春までの完成を目指し、制作費支援をクラウドファンディング(CF)などで募っている。【鵜塚健】

 高さんは1947年生まれ。朝鮮大学校を卒業し、演劇の脚本や雑誌編集にかかわり、毎日新聞でも連載「異郷暮らし」を担当。在日コリアンを中心に日本で長期にわたって暮らす外国人を巡る諸問題について、執筆を続けてきた。多くの書籍を発表する一方、19年には映画「アイたちの学校」を制作し、「日本映画復興奨励賞」を受賞。韓国でも上映され、全米各地の大学図書館に作品が所蔵されるなど、高い評価を受けた。

この記事は有料記事です。

残り1216文字(全文1659文字)

あわせて読みたい

ニュース特集