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2018年9月、最大震度7を記録した北海道胆振東部地震の発生から3年がたった。当時、札幌市清田区里塚地区の住宅街では地盤の液状化により大規模な土砂流出が起き、私は宅地や道路が大きく陥没した現場を取材した。一帯の土地を成すのは、静岡県熱海市の土石流で注目された盛り土だ。二つの被害に共通項はあるのか。そして今、あの街はどうなったのか、再び歩いた。【土谷純一】
平日の夕方、閑静な住宅街を小学生が笑いながら下校していた。周囲には新築された家々が並ぶ。茶色の土砂に覆われた道路が波を打つようにゆがみ、民家が傾いていた地震当日とは一変していた。
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