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TPP、駆け引き舞台に 台湾、正式に加入申請 西浜徹氏、松田康博氏の話

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西浜徹・第一生命経済研究所主席エコノミスト=本人提供
西浜徹・第一生命経済研究所主席エコノミスト=本人提供

落としどころ難しく 第一生命経済研究所主席エコノミスト・西浜徹氏

 中国に続き、台湾もTPP加入を正式に申請したことで、中台、そして加入の是非を決めるTPP参加11カ国は、いずれも難しい局面を迎えたと言える。

 中台とも加入申請をしたことで、TPPから簡単に引けなくなった。TPPに加入するには高いレベルの経済ルールを満たす必要がある。中国に比べ台湾の方が加入条件をより満たしているが、問題は台湾と外交関係のある参加国がないことだ。台湾だけを加入させれば中国の反発は確実で落としどころが難しい。

 一方、中国は自分たちがTPPに合わせるのではなく、TPP側が中国の原理原則に合わせてルールを引き下げるべきだという姿勢を変えないだろう。高いレベルのルールを重視する日本などは反発しているが、TPP参加国の中にはルールよりも自由貿易による通商の拡大に軸足を置く国もある。後者は中国の加入に前向きだとみられ、結論は簡単に出せそうにない。

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