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河井夫妻選挙違反事件

自民党に所属していた河井克行前法相と妻の案里元参院議員が、19年参院選を巡る公選法違反容疑で逮捕されました。

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河井夫妻が代表務めた自民2支部、収支報告書修正 「買収」記載なく

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自民党本部=東京都千代田区で 拡大
自民党本部=東京都千代田区で

 2019年参院選広島選挙区での大規模買収事件を巡り、公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里氏と元法相の夫克行氏(1審で実刑判決、控訴中)が代表だった自民党2支部の19年分政治資金収支報告書が修正された。24日から広島県選管で閲覧可能となり、昨秋から約10カ月遅れての「全容公開」となった。

 案里氏が代表だった「党広島県参議院選挙区第7支部」と克行氏が務めた「党広島県第3選挙区支部」の収支報告書は20年11月に公開されたが、検察に資料を押収されたことを理由に収支を「不明」と報告、「関係書類が返還された時に報告書を訂正する」との宣誓書を添えていた。資料はその後返還された。

 22日に修正報告された収支報告書によると、参院選前の19年4月~6月に党本部から直接、もしくは克行氏の党支部を経由する形で、計5回に分けて約1億5000万円が案里氏の党支部へ支出された。克行氏は地元議員ら100人に計2870万円を配ったとして実刑判決を受けたが、党本部側は22日の記者会見で「買収に使われていなかった」と説明。収支報告書にも買収に使ったとする支出の記載は見られなかった。

 1億5000万円のうち、税金を原資とする政党助成金は1億2000万円。収支報告書によると、「機関紙発行」や「宣伝事業」には約1億900万円が使われた。内訳は、機関紙やパンフレットの印刷費=約1500万円▽チラシのポスティング費用=約1400万円▽郵送料=約3600万円――などとしている。【池田一生】

【河井夫妻選挙違反事件】

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