ロシア下院選、与党が改憲可能な3分の2維持 不正を訴える野党

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ロシアのプーチン大統領 拡大
ロシアのプーチン大統領

 ロシア中央選挙管理委員会は24日、19日に開票されたロシア下院選(定数450)の最終結果を発表した。プーチン政権を支える与党「統一ロシア」は324議席を獲得し、単独で憲法改正が可能な3分の2以上の議席を維持した。ただ、支持率が低迷する中、前回選挙(2016年)より19議席減少。一部の野党勢力は選挙の不正を訴えている。

 中央選管によると、統一ロシアは小選挙区で198議席、比例代表で126議席を獲得した。2位は政権への批判票の受け皿となった共産党の57議席で、前回よりも15議席上積みした。左派政党「公正ロシア・正義のために」は27議席、極右の自由民主党は21議席にとどまった。初めて下院選に参加した中道右派の新党「新しい人々」は13議席を獲得。このほか、三つの小政党が各1議席、無所属候補が5議席を得た。最終的な投票率は51・72%だった。

 議席を得た野党はいずれも政権に協力的で、政権が議会をコントロールする状況に変化はないとみられる。ただ、首都モスクワで電子投票の結果が遅れたことなどに対し、票の操作や水増しの可能性が指摘されている。共産党は一部の選挙結果を認めず、25日に抗議集会を開く方針。【モスクワ前谷宏】

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