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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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福島・請戸小学校 震災遺構として10月24日から一般公開

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福島県初の震災遺構として10月24日に一般公開が始まる浪江町立請戸小学校の校舎=同県浪江町で2021年2月13日、本社ヘリから手塚耕一郎撮影
福島県初の震災遺構として10月24日に一般公開が始まる浪江町立請戸小学校の校舎=同県浪江町で2021年2月13日、本社ヘリから手塚耕一郎撮影

 東日本大震災で被災した福島県浪江町の町立請戸(うけど)小学校が、震災遺構として10月24日から一般公開されることになった。津波で被害を受けた建物を取り壊さずに保存する震災遺構は、岩手、宮城両県で整備されてきたが、福島県では初めて。

 請戸小は、海岸から約300メートルに位置し、津波は校舎2階の床まで到達。地震発生時に学校にいた2~6年生82人や教職員は徒歩で近くの高台に避難し、下校済みの1年生も無事だった。ただ、請戸小のある請戸地区では住民ら154人が犠牲になった。

 町には東京電力福島第1原発事故による避難指示が出たため、請戸地区でも行方不明者の捜索が遅れることになった。避難指示は帰還困難区域を除き2017年春に解かれた。

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