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微聞積聞

記者を取り巻く環境はこの35年で激変。昔を思い返し、ちょっと聞いてよってな話や積もる話を、つれづれなるままに書きます。

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 記事の間違いで多いのは、人の名前。穴と宍とか、パッと見たら取り違えてしまう。人の名前ならいざ知らず、自分の署名を間違えた後輩がいた。どうやったら自分の名前を間違えられるのだろう。あるいはデスクが間違えたのか。どっちにしろ、あまりにも恥ずかしくて訂正は出なかった。

 変換ミスも多い。高知が高地になっていたり、敗者復活が歯医者復活になったり。そんな変換をするワープロなりパソコンが悪いのだが、気付かない本人がもっと悪い。さらにデスクや整理、校閲までスルーしてそのまま載せてしまう新聞も、問題大ありだ。

 そして思い込み。数ある訂正の中から思い出したのは、20年ほど前のちょうど今ごろ書いた記事だ。朝、出社したらデスクにいきなり「青森に米の不作の取材に行け」と命じられた。出張の支度も取材の準備も何もしてないのに、徒手空拳、まったくの丸腰で青森のある市に飛んだ。

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