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『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』=永江朗

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 妻の母(94歳)が救急搬送された。病院に向かう特急電車の中で開いたのは、佐藤愛子のエッセイ集『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』(小学館・1320円)。

 愛子さんは「ヘトヘトだ」と書いている。そりゃそうでしょう。以前だったら「本当は元気いっぱいなんでしょ」と思っただろう。でも、94歳の義母を見ているので、トシを取ると、ココロはどうあれ、カラダのほうはヘトヘトになると知っている。63歳のぼくもヘトぐらいになっている。

 愛子さんは『九十歳。何がめでたい』がベストセラーになり、2017年の年間1位に輝いた。その騒動はさぞかし大変だったろう。ヘトヘトも当然だ。

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