アッバス議長、イスラエルの国家承認破棄を示唆 国連で演説

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国連総会の一般討論演説で、ビデオで演説するパレスチナ自治政府のアッバス議長=2021年9月24日、国連テレビ・AP 拡大
国連総会の一般討論演説で、ビデオで演説するパレスチナ自治政府のアッバス議長=2021年9月24日、国連テレビ・AP

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は24日、ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論演説にビデオで参加し、イスラエルが1年以内にヨルダン川西岸やガザ地区などの占領政策を中止しない場合、イスラエルの国家承認を取り消す可能性を示唆した。

 アッバス氏は、4月に自治政府評議会選挙を中止したことで市民の支持離れが加速。イスラエルに強硬姿勢を見せることで、求心力の回復を狙っているとみられる。

 アッバス氏は、イスラエルがヨルダン川西岸などでユダヤ人入植地の拡大を続ける一方、「パレスチナとの和平交渉を避けている」と批判。方針が変わらない場合、イスラエルの国家承認を破棄する可能性を示した。両者は1993年のオスロ合意で相互承認している。

 イスラエルのエルダン駐米大使は24日、ツイッターに「和平を本当に支持する人は、最後通告を突きつけて相手を脅したりしない」と投稿し、アッバス氏を非難した。【エルサレム三木幸治】

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