金与正氏が談話「相互尊重なら首脳の対面論議も」 韓国との関係巡り

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金与正氏=手塚耕一郎撮影 拡大
金与正氏=手塚耕一郎撮影

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キムヨジョン)党副部長は25日、「個人的な見解」として談話を発表した。南北関係について「公正性と相互を尊重する姿勢が維持されてこそ、北南間の円滑な意思疎通が実現する」と表明。その結果として、「意義のある終戦宣言はもちろん、共同連絡事務所の再設置、首脳対面のような関係改善の諸問題も建設的な議論を経て、早期に一つ一つ有意義に解決される」と述べて、韓国との対話に前向きな姿勢を示した。

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信が25日夜、報じた。金与正氏は24日の談話で、韓国が提案し続けている朝鮮戦争(1950~53年)の「終戦宣言」について「興味深い提案で、良い発想だ」としつつも、「敵視政策、不公平な二重基準がまず撤回されるべきだ」と条件を付けていた。

 今回の談話では「南朝鮮(韓国)政界の動きを注意深く観察した」と強調。終戦宣言については24日と同様の見解を示しながらも、「硬直した関係を一日も早く回復し、平和的安定を築こうとする南朝鮮の雰囲気は阻止することができないほど強烈だとの印象を受けた。我々もそのような願いは同じだ」と態度を軟化させた。【ソウル坂口裕彦】

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