ヴィーガン食の粉末スープ開発 災害時も備蓄可能 前橋のメーカー

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「ライフスープ・ヴィーガン」(左)と「ライフスープ」をPRするベジタルアドバンスの田口勇夫社長=群馬県玉村町で2021年9月14日、大澤孝二撮影 拡大
「ライフスープ・ヴィーガン」(左)と「ライフスープ」をPRするベジタルアドバンスの田口勇夫社長=群馬県玉村町で2021年9月14日、大澤孝二撮影

 栄養補給食品を製造する「ベジタルアドバンス」(本社・前橋市)が肉や魚介類などの動物由来の原材料を含まない「ヴィーガン食」の粉末スープ「ライフスープ・ヴィーガン」(野菜コンソメ味)を開発し、NPO法人「ベジプロジェクトジャパン」(東京都)が導入するヴィーガン認証マークを取得した。最長5年の備蓄が可能で、災害時でも「健康的な避難生活」ができるとして「防災の日」の9月1日にインターネット上で発売した。【大澤孝二】

 同社の田口勇夫社長は高崎市内の福祉作業施設で勤務した経験がある。災害時の食事は米やパン、カップ麺などに偏りがちで、要配慮者(妊産婦や障害者など)の栄養補給が難しくなることを知り、栄養価の高い粉末スープを研究・開発する「ベジタル」(本社・前橋市)の宮川修一さんとともに、2020年5月に「ベジタルアドバンス」を設立した。

 同7月には1日に必要な栄養をバランスよく配合したアレルギー対応の長期保存栄養補助食として「ライフスープ」を開発。豪雨災害の被災者らに無償提供したところ、「水でも湯でも溶けて便利」と評判になった。

 さらに、消費者からヴィーガン食のスープを作ってほしいとの要望を受け、約1年かけて「ライフスープ・ヴィーガン」を完成させた。田口社長は「避難が長期化すると、ビタミンやミネラルが不足し、『健康二次被害』に陥る可能性がある。栄養補給と長期備蓄ができ、0歳から100歳まで飲んでもらえるライフスープのような食品が必要」と語る。

 ライフスープ・ヴィーガンは1袋5食入り1188円(税込み)。問い合わせはベジタルアドバンス(0270・27・4367)。

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