予期せぬ妊娠、女性たちの選んだ道は…漫画で伝える支援の必要性

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13歳で妊娠し、自分で産み育てたいと願う少女を決して否定せず、対話を重ねる助産師の永原郁子さん=漫画「小さないのちのドアを開けて」より、いのちのことば社提供
13歳で妊娠し、自分で産み育てたいと願う少女を決して否定せず、対話を重ねる助産師の永原郁子さん=漫画「小さないのちのドアを開けて」より、いのちのことば社提供

 たった一度の性交により13歳で身ごもった――。そんな思いがけない妊娠に悩む女性の相談を24時間態勢で受け付ける一般社団法人「小さないのちのドア」(神戸市北区)が設立から3年を迎え、相談事例を紹介する漫画を出版した。予期せぬ妊娠をした6人の女性が登場。出産や中絶といったそれぞれの選択、未来へ一歩を踏み出す姿が描かれている。【稲田佳代】

夏祭りで出会った高校生と

 小さないのちのドアは、代表理事を務める永原郁子さん(64)が2018年9月に設立した。永原さんは、法人に隣接する助産院の院長。保健師の西尾和子(よりこ)さん(38)らとともに「一人の命でも救えたら」を合言葉に、これまでに2万件以上の相談を受けてきた。

 21年9月に出版した漫画「小さないのちのドアを開けて」は、孤立する妊婦に対する支援の必要性を伝えるために企画した。多くの人に手に取ってもらおうと、読みやすい漫画にしたという。妊娠に関する正しい知識を身につけてもらうため、情報コラムも掲載。避妊しても失敗することがあり、コンドームの失敗率は一般的な使い方なら18%、低用量ピルなら同9%などとし、出産にかかる費用も紹介している。

 漫画には、夏祭りで出会った男子高校生との一度の性交で妊娠し、家族に反対されながらも「産み育てたい」と希望する13歳の中学生の少女が登場する。…

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