成田空港、滑走路にカメ ウミガメ便遅れも「幸運の使者」と全日空

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滑走路の運用再開後、那覇空港に向け離陸する全日空のウミガメ塗装のA380=成田空港で2021年9月24日午前11時51分、中村宰和撮影 拡大
滑走路の運用再開後、那覇空港に向け離陸する全日空のウミガメ塗装のA380=成田空港で2021年9月24日午前11時51分、中村宰和撮影

 24日午前11時35分ごろ、成田空港のA滑走路(4000メートル)をカメ=写真<下>=が歩いていると、出発機のパイロットから管制官に連絡があった。成田国際空港会社は運航の安全確保と点検のためA滑走路を12分間閉鎖し、カメは保護された。国土交通省成田空港事務所によると、ウミガメ塗装の全日空機=同<上>=など5便の出発が最大15分遅れた。

 空港会社によると、カメは体長約30センチ、重さ2.1キロ。関連会社社員が滑走路の中央付近で網を使って保護した。約100メートル離れた空港の調整池に生息するカメが歩いてきた可能性があるという。滑走路に猫やタヌキ、ウサギなどの小動物が進入するケースはたまにあるが、カメは珍しく、空港会社は今後、カメの種類を調べて対応を検討する。

保護されたカメ=成田空港で2021年9月24日午後1時56分、中村宰和撮影 拡大
保護されたカメ=成田空港で2021年9月24日午後1時56分、中村宰和撮影

 ウミガメ塗装の全日空機は超大型旅客機エアバスA380でハワイ線専用だが、新型コロナウイルスの影響で定期便を取りやめており、今回、初めて那覇行きの特別なツアーで運航した。全日空は「ハワイではウミガメは幸運を運ぶ使いとされており、今回のカメによるお見送りも明るい未来への兆しになることを期待している」とコメントした。【中村宰和】

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