地元食材で「洋風おせち」 A級グルメの町がぐるなびとコラボ 島根

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石見和牛や石見ポーク、チョウザメなどを使ったおせちを作ったレストラン香夢里の黒山正大さん(左)とぐるなびの森里佳さん=島根県邑南町で2021年9月22日午後3時41分、萱原健一撮影 拡大
石見和牛や石見ポーク、チョウザメなどを使ったおせちを作ったレストラン香夢里の黒山正大さん(左)とぐるなびの森里佳さん=島根県邑南町で2021年9月22日午後3時41分、萱原健一撮影

 「A級グルメ立町」を掲げる島根県邑南(おおなん)町のレストラン香夢里(かむり)が、石見(いわみ)和牛など町産の食材をふんだんに使ったおせちを初めて作った。町と連携協定を結ぶ飲食店情報検索サイト運営「ぐるなび」(本社・東京都)から派遣され、4月から町内の食材の魅力を発信している同社社員の森里佳さん(32)が提案して実現した。

 森さんは今春から町内の食の生産者やレストランなどを回る中で、香夢里が雪の多い冬場に売り上げが落ちると聞いた。新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が高まり、同社のサイトでおせちの通販の売り上げが上がっていることから、町内でおせちの開発と通販を提案した。

 料理長の黒山正大さん(32)は「はじめはイメージが湧かなかった」が、森さんやスタッフらと協議するうちに、地元の食材を生かすことができれば新たな需要を取り込めるのではと考え、6月ごろから商品化を進めた。

 完成したおせちは「洋風」を打ち出し、石見和牛のローストビーフや石見ポークのヒレ肉パン粉焼き、町で養殖するチョウザメの身を使った押しずしやカルパッチョなど、邑南らしさ満載。おせちの定番として栗の甘露煮や伊勢エビなども盛り込んだ。

 黒山さんは「町の代表的な食材をシンプルな味付けで仕上げた。県外の人にA級グルメの町を知ってもらうきっかけになれば」。森さんは「すてきなおせちができた。これを機に県外で町のことを知ってもらうのと同時に、帰省した人に地元の食材ってこんなにおいしいんだと気づいてもらえればうれしい」と話す。

 おせちは2段重で3~4人用。送料と税込みで2万2000円、50個限定。10月1日から、ぐるなびの特設サイトで予約の受け付けを開始する。【萱原健一】

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