「精霊流し」解説 郷土史家の越中哲也さん死去 「長崎学」研究

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
2019年、長崎の郷土史について講演する越中さん=長崎市平和町の浦上キリシタン資料館で2019年6月22日午後2時14分、中山敦貴撮影
2019年、長崎の郷土史について講演する越中さん=長崎市平和町の浦上キリシタン資料館で2019年6月22日午後2時14分、中山敦貴撮影

 長崎くんちやお盆の伝統行事「精霊(しょうろう)流し」のテレビ解説で知られた郷土史家の越中哲也(えっちゅう・てつや)さんが25日朝、老衰のため長崎市の病院で亡くなった。99歳だった。通夜は26日午後6時、葬儀は27日午後1時、いずれも同市大橋町の大橋メモリードホール。喪主は妻京子(きょうこ)さん。

 長崎市の光源寺の長男として生まれ、龍谷大を卒業後、徴兵された。戦後は旧長崎市立博物館の学芸員となり、1974年に同館長に就任。「長崎学」の研究に尽力した。82年から2019年まで長崎歴史文化協会の理事長を務め、長崎の歴史や文化を発信し続けた。

 19年まで務めた精霊流しのテレビ中継の解説では「次は私が(精霊船に)乗って行くんじゃなかろうか」のセリフで番組を締めるのが恒例となるなど、ユーモラスな人柄で市民に「越中先生」と呼ばれ親しまれてきた。9月から体調を崩し入院していた。

この記事は有料記事です。

残り670文字(全文1057文字)

あわせて読みたい

注目の特集