阪神・高橋「何で最後こうなるの」 九回の窮地を耐えプロ初完封

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○阪神3―0巨人●(25日・東京)

 阪神は先発・高橋がプロ初完封勝利をマークする好投。打線も終盤に糸原の先制ソロに中野の2点適時二塁打と少ない好機をものにして接戦を制した。

 力なく上がった打球を右翼手がつかむと、阪神・高橋の表情がようやく和らいだ。九回1死満塁をしのいでプロ初完封。「最後、しっかり締められてめちゃくちゃうれしかった」と大きく手を振りスタンドの拍手に応えた。

 最も苦しい場面は、最後に待っていた。2者連続で内野安打を許し、1死後も安打を浴びて満塁。「何で最後こうなるのかなと思った」。だが表情は変えず、丸をフルカウントからカットボールで空振り三振に仕留め、続く亀井も低めを丁寧に攻め抜いて打ち取った。

 投げ合うのは相手主戦の菅野。小差の展開になることは高橋も想定済みだった。二~四回の6者連続三振で勢いを加速させ、速球、変化球ともどんどん低めに投げ込んだ。八回までは散発2安打と危ない場面もなく、9回128球で13奪三振。力を出し切り、「中盤まで緊迫した試合で絶対先に点あげないぞと投げられた。自信になった」と語った。

 優勝争いが佳境を迎える中での敵地での巨人3連戦。初戦はサヨナラ負けのピンチも遊撃手・中野の好守で引き分けに持ち込み、2戦目は出遅れていた左腕がプロ初完封とこの上ない結果を出した。「強気で楽しむ、全員で一丸となって束になっていくのがタイガースの野球」と矢野監督。その姿勢が宿敵に重圧をかけていく。【角田直哉】

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