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高校野球・秋季大会2021

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秋季高校野球

県大会 仙台育英VS東北 きょう決勝 東北大会進出決める /宮城

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【利府—仙台育英】二回表利府1死三塁、佐々木の三ゴロで三塁走者・高橋が本塁を狙うもタッチアウト(捕手・尾形)=宮城県石巻市民球場で2021年9月25日、面川美栄撮影 拡大
【利府—仙台育英】二回表利府1死三塁、佐々木の三ゴロで三塁走者・高橋が本塁を狙うもタッチアウト(捕手・尾形)=宮城県石巻市民球場で2021年9月25日、面川美栄撮影

 第74回秋季東北地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞仙台支局など後援)は25日、石巻市民球場で準決勝2試合があった。仙台育英は6―0で利府を破って大会10連覇に王手。東北は9―2で聖和学園に八回コールド勝ちし、2年連続の決勝進出を決めた。【面川美栄】

 仙台育英は二回に適時失策とスクイズで2点を先制。五回には遠藤と洞口の適時打などで3点を加えた。六回にも三塁打で出塁した斎藤陽が秋元の中前適時打で生還し、リードを6点に広げた。投げては先発小林が利府打線を被安打5の無失点に抑えて完封した。

 東北は初回に2点を失ったが、その裏に打者9人の攻撃で一挙4点を奪い逆転した。四回にも金井と伊藤の連続適時打で2点を追加。七、八回にも得点を重ね、聖和学園に15安打を浴びせた。エース小倉も二回以降無失点と粘り強く投げた。

 仙台育英は10年連続35回目、東北は2年連続44回目の東北大会出場が決まった。

 最終日の26日は同球場で東北大会の残り1枠を争う3位決定戦と決勝があり、いずれも無観客で行われる。

王者の壁は厚く

 ○…「自分の球ではまだまだ通用しない」。仙台育英に敗れた試合後、利府のエース真木佳唯斗(2年)は悔しさをにじませた。夏の大会後に右太ももの肉離れを起こした。地区予選の3日前まで本格的な投球練習ができず、上半身のみの筋力トレーニングを続けた。この日は相手打線の裏をかいて内角を攻めたものの、7四死球と制球が定まらず、六回途中でマウンドを降りた。大会9連覇中の王者の壁は厚く、3位決定戦に回ることになったが、「次は絶対負けられない。2年生が引っ張って聖和学園戦に勝ちたい」と気持ちを新たにしていた。


聖和学園の山内海聖選手(1年)=宮城県石巻市民球場で2021年9月25日、面川美栄撮影 拡大
聖和学園の山内海聖選手(1年)=宮城県石巻市民球場で2021年9月25日、面川美栄撮影

 ■ズーム

逆転負け「次が大事」 聖和学園・山内海聖三塁手(1年)

 初回の好機に打席が回ってきた。無死一、二塁。狙っていた球ではなかったが、チェンジアップにうまく合わせて、中前に先制の適時打を放った。試合後、「朝起きた時から試合が始まっている。緊張感があるのが1打席目」と振り返った。

 5月の春季大会1回戦から、1年生では唯一の先発メンバーとして出場。秋の県大会1回戦では2点適時三塁打、2回戦でも二塁打と、第1打席から長打を放ち、14年ぶりの4強入りに貢献した。

 春夏の大会を経験し、一つのプレーが勝敗を分ける厳しさを身にしみて実感したからこそ、チームメートには「負けたら終わりという(トーナメント形式の大会の)一球の重み」を伝えてきた。

 夏の大会では準決勝で仙台三に敗れ、先輩たちから「来年、再来年があるから、この悔しさをしっかり晴らして、絶対甲子園に行ってくれ」と思いを受け取った。

 14年ぶり2度目の秋季東北大会出場をかけて挑んだ準決勝は、先制した直後に試合をひっくり返された。その後は打線が沈黙し、雰囲気に飲まれてしまったと反省したが、まだ大会は終わっていない。「次の試合が一番大事。切り替えてやっていきたい」と話し、26日の3位決定戦での活躍を誓った。【面川美栄】

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