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北陸ひと模様

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セクシュアルマイノリティーの理解促進に力を注ぐ 越前市役所職員 緒方祐さん(30) /福井

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越前市ダイバーシティ推進室の緒方祐さん=福井県越前市の同市役所で2021年9月16日午後3時49分、横見知佳撮影
越前市ダイバーシティ推進室の緒方祐さん=福井県越前市の同市役所で2021年9月16日午後3時49分、横見知佳撮影

多様な生き方、尊重を 緒方祐(ゆう)さん

 越前市ダイバーシティ推進室の職員で、LGBTなどセクシュアルマイノリティーの理解促進に力を注ぐ。LGBT支援に取り組んだ学生時代に行政の対応に疑問を感じ、それを変えようと、進路を決めた。庁内外で誰もが生きやすい社会を目指し、活動を展開している。

 鳥取で過ごした大学時代、友人に誘われ、LGBTの当事者や支援者によるサークルの設立に当初から関わった。勉強会や交流会を開く中で、当事者が行政の窓口などでLGBTに対する配慮がない対応に傷ついていることを聞き、「行政は当事者が存在しないと思っていないか」と疑問に感じた。多様な性に関する啓発を行政内部から行いたいと考え、就職活動期間の終盤に公務員を志望することに決めた。鹿児島県出身で越前市とは縁もゆかりも無かったが、職員採用試験が他の自治体より遅い日程だったことが幸いし、2014年4月に入庁することになった。

 入庁前の13年10月、大阪市で行われた関西レインボーパレードに参加した。同年9月にLGBT支援宣言をしていた淀川区長も参加していた。行政のトップである区長が当事者とともにパレードする画期的な情景を目の当たりにし、行政にも変化が求められているとの思いを強くした。

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