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わざおぎ登場

古典芸能を長年取材してきた専門編集委員の小玉祥子記者が、毎回1人の歌舞伎俳優に焦点を当て、インタビューや演目について解説します。「わざおぎ」とは古くから俳優を意味する言葉です。毎月1回掲載します。

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わざおぎ登場

踊り洒脱に、なまめかしさも 変化物舞踊の喜撰役 中村芝翫さん

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芝翫さんの「喜撰」=松竹提供
芝翫さんの「喜撰」=松竹提供

 ひとりの演者が姿を変えながら、何役も踊りぬく舞踊を「変化物(へんげもの)」と呼ぶ。東京・歌舞伎座の「十月大歌舞伎」(10月2~27日)第3部で、中村芝翫(しかん)さんがつとめる「喜撰(きせん)」は「六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)」という変化物の一段。人気曲で、今回のように単独で踊られることが多い。

 通して上演すれば、六歌仙の題名通りに平安時代の6人の歌人である小野小町、僧正遍照、文屋康秀、在原業平、喜撰法師、大伴黒主が登場する。

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