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「女性」にスポットライトあてた展覧会続々 その背景とは

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新作のそばに立つ三島喜美代さん=「アナザーエナジー展」で2021年4月21日午前10時53分、高橋咲子撮影
新作のそばに立つ三島喜美代さん=「アナザーエナジー展」で2021年4月21日午前10時53分、高橋咲子撮影

 「女性」に注目した展覧会が近年、目立つ。東京・六本木の森美術館では、半世紀以上のキャリアを持つ女性作家を特集した「アナザーエナジー展」を開催。小さなギャラリーで開かれた女性ばかりのグループ展も話題となった。その背景にあるものとは--。

高齢女性だけの「アナザーエナジー展」

 六本木ヒルズ内にある森美術館。学生風の男女が明快な色彩で構成された抽象絵画に見入っていた。手がけたのはキューバ生まれのカルメン・ヘレラさん、106歳だ。「挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」という展覧会の副題の通り、世界14カ国の72歳から106歳までの現役女性アーティストが参加する(2022年1月16日まで)。

 「ここ10年ほど、長いキャリアがある女性作家を再評価する国際的動向がある」。同館の片岡真実館長は指摘する。日本から参加した三島喜美代さん(88)も近年、国内外で評価が高まっている一人だ。さびたタンクからこぼれ落ちるのは、くしゃくしゃになった新聞--ではなく、陶土に新聞を転写したもの。この新作をはじめ…

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