難病で引退のオリックス西浦「優勝してもらわないと」 円陣で鼓舞

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オリックスの西浦颯大=2017年11月、松原由佳撮影 拡大
オリックスの西浦颯大=2017年11月、松原由佳撮影

 股関節の骨が壊死(えし)する難病と闘い、今季限りでの引退を発表したオリックスの西浦颯大(はやと)外野手(22)が26日、京セラドーム大阪で行われた楽天戦の試合前の円陣で、チームを鼓舞する「声出し役」を務め、「優勝してください!」と呼び掛けた。

 西浦は昨季までつけていた背番号「00」のユニホーム姿で登場。円陣の中心で「4年間ありがとうございました」と頭を下げた。一度は「さあ、いこう」と締めくくったが、選手たちが名残惜しそうにその場に残っていると、西浦は「もう、久しぶりでしんどいですって」と照れ笑い。「優勝してください。優勝してもらわないと困ります。じゃ、いこう」と再び声を張り上げると、選手たちも「おーし」と笑顔で応じた。

 円陣の輪が解けると、西浦は球場のファンの大きな拍手に包まれ、両手を振って応えてベンチ裏へと姿を消した。

 西浦は熊本県出身で高知・明徳義塾高から2018年にドラフト6位で入団。高い身体能力とパンチ力に定評があり、2年目には開幕戦で先発出場を果たすなど将来を期待されていた。

 しかし20年11月に国指定の難病である「特発性大腿(だいたい)骨頭壊死症」が判明。復帰を目指して12月に左脚、21年2月に右脚の手術を受けた。

 今季は育成選手として契約。復帰を目指していたが病気が悪化したとして、9月24日に現役引退が発表された。

 28日のウエスタンリーグ・広島戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)で最終回に守備に就き、ベンチ前で引退セレモニーが行われる予定。【石川裕士】

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