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2021自民党総裁選

岸田文雄首相による新内閣が発足しました。内閣について考察した記事や各国の反応をまとめています。

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リーダーの資質とは 意見具申に応える/チーム持つ/大風呂敷広げる

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自民党総裁選立候補者討論会を前に記念撮影に応じる(左から)河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の日本記者クラブで18日、吉田航太撮影
自民党総裁選立候補者討論会を前に記念撮影に応じる(左から)河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の日本記者クラブで18日、吉田航太撮影

 自民党総裁選は29日に投開票を迎え、新たな首相候補が誕生する。一方、政権運営に行き詰まった菅義偉首相は1年で退陣を余儀なくされる。歴代最長の第2次安倍晋三政権時代(2012~20年)の菅氏は、宰相を支える官房長官として存在感を放ったような気がするが、自らの政権は短命に終わってしまう。トップとナンバー2に必要な資質に違いはあるのか、次のリーダーに求められる素養は何なのか、考えてみた。

 「官房長官時代に年に何度か会っていましたが、非常にマメで約束は必ず守り、こまやかな気遣いができる人です」。そう菅首相を評するのは政治アナリストの伊藤惇夫さん(73)である。でも首相としては「国民のために働く」という約束が守れたとは言い難い。なぜ僅か1年で政権の幕を閉じようとしているのか。「菅さんは『後藤田五訓』のむしろ逆を実行してしまったのです」。一体どういうことなのか。

 「後藤田五訓」とは、1980年代の中曽根康弘政権の官房長官だった後藤田正晴氏による官僚に対する訓示をまとめたものだ。危機管理でも有効で、指揮官と部下、双方の教訓として通じるという。

 一・省益を忘れ、国益を想(おも)え

 二・悪い本当の事実を報告せよ

 三・勇気を以(も)って意見具申せよ

 四・自分の仕事でないと言うなかれ

 五・決定が下ったら従い、命令は実行せよ

 「菅さんは新型コロナウイルスの対応で、…

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【2021自民党総裁選】

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