上方文化・芸能ユニット「霜乃会」  疫病収束、伝統の芸「奉納」 29、30日に新作公演

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上方伝統文化・芸能の若手ユニット「霜乃会」のメンバー=大阪市北区で2021年8月2日、山下智子撮影
上方伝統文化・芸能の若手ユニット「霜乃会」のメンバー=大阪市北区で2021年8月2日、山下智子撮影

 上方伝統文化・芸能を担う若手実力派によるユニット「霜乃会(そうのかい)」が29、30日、大阪・国立文楽劇場小ホールで本公演「奉芸疫禍転福為(ほうげいわざわいてんじてふくとなす)」を開催する。

 「霜乃会」は、2017年に講談師の旭堂南龍と能楽師の林本大の呼びかけで20~40代の若手で結成。定期的に勉強会を開き、互いの芸について理解を深めてきた。現在は講談、落語、浪曲、文楽、能楽、茶道、華道から9人が参加している。「発声や帯の結び方など、似ているようで違う。発見があって面白い」と林本。南龍も「ずっと浪曲を聞いていたら、今まで出なかった声が出たんです」と続ける。

 19年からは本公演やイベントも開催し、文化や芸能の魅力を伝えている。今回の本公演のテーマは「奉納」。新型コロナウイルス禍に着想を得て、文楽の竹本碩太夫と鶴澤燕二郎が中心となり企画した。落語家の桂紋四郎が狂言回しとなり、疫病が流行した架空の世界でさまざまな芸を奉納する物語。「昔から、あらゆるところで疫病は流行してきた。(収束を願い)奉納したのが文化芸術の発祥で、めいるような気持ちを払ってきたんじゃ…

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