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未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の第12回有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)が26日、東京都千代田区で開かれた。工事による流量減少や水質悪化を住民が懸念する大井川の水問題を総括する中間報告について、福岡座長は次回で策定する方針を示した。中間報告策定後も続くJR東海との対話に関して、難波喬司副知事はトンネル湧水(ゆうすい)の「全量戻し」に対する考え方を焦点に挙げた。【山田英之】
有識者会議の開催は4月以来、5カ月ぶり。熱海土石流災害や新型コロナウイルス感染拡大で開催を見合わせていた。河川工学、トンネル工学などを専門とする委員7人は2020年4月から、掘削によってトンネル内に湧き出る水を大井川に全量戻す方法、多くの人が住む大井川中下流域の地下水への影響を話し合ってきた。
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