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2021自民党総裁選

岸田文雄首相による新内閣が発足しました。内閣について考察した記事や各国の反応をまとめています。

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高市支持急伸の意味=山田孝男

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絵・五十嵐晃
絵・五十嵐晃

 自民党総裁選、大詰めの主役は高市早苗である。大方の予想を裏切る高市支持の急拡大である。

 野田聖子参戦で誰も過半数に届かず、河野太郎、岸田文雄の2強による決選投票――とささやかれているが、高市が決選に絡む可能性はないのか? これが週末の話題だった。

     ◇

 政治部の前線記者によれば、24日昼、永田町に「高市支持拡大は河野陣営の高等戦術」説が流れ、確認に追われたという。

 決選投票は議員票の比重が大きい。河野と岸田が争えば、議員の支持が厚い岸田が勝つ――といわれている。だが、決選投票の相手が高市なら河野の勝機が増す。初回投票で優位とみられる河野陣営が、余力で高市を支援――とささやかれるゆえんである。

 河野は「河野陣営が支援」説を否定。激戦の総裁選の終盤は、しばしば怪情報が駆けめぐる。

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 当初、泡沫(ほうまつ)候補扱いだった高市の注目度が跳ね上がったのは17日。出陣式に自民党の全国会議員の4分の1近い93人(代理出席、オンライン参加を含む)が集まったことによる。

 「誰に総裁になってほしいか」を聞いた毎日新聞と社会調査研究センターの世論調査(18日)で、高市は河野の43%に次ぎ、15%で2位。13%の岸田を上回った。党員・党友に「総裁にふさわしい人」を聞いた共同通信調査(17、18日)の回答は(1)河野(2)岸田(3)高市の順だが、15・7%で3位の高市は18・5%で2位の岸田を脅かす。

 ある官僚OBに「自民党の右傾化が進んでるんですか…

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