私の見た白鵬/1 ついて回った「明」と「暗」 燃え尽きての引退か

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来日したばかりの15歳の白鵬(左端)=2000年11月(摂津倉庫提供)
来日したばかりの15歳の白鵬(左端)=2000年11月(摂津倉庫提供)

 大相撲で一時代を築いた横綱・白鵬が、引退することになった。2000年にモンゴルから来日した少年が横綱へと番付を上げる日々を見つめてきた5人の相撲担当記者が、土俵人生を振り返った。

武藤久=東京相撲記者倶楽部会友 相撲記者歴30年以上

 横綱時代の白鵬には明と暗が常について回っていたようだ。当時人気力士だった旭鷲山に憧れてモンゴルから2000年に来日した大相撲志望の数人の中で体が小さかったこともあって、ただ一人引受先が見つからなかった。旭鷲山の師匠の元大関・旭国の大島親方の口利きでやっと宮城野部屋に入門を許されたのが白鵬。帰国前日だった。

 当時70キロに満たなかった少年はあっという間に番付を駆け上がった。あの大鵬も北の湖も幕内上位の壁にはね返されて一度は負け越ししているのに、白鵬は東関脇だった05年名古屋場所で左膝を痛めて休場し、負け越しただけのスピード出世。復帰すると再び快進…

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