「資本主義のかたち」とは 「論語と算盤」渋沢が今に問う 利益優先→SDGs、世界の潮流

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渋沢栄一の肖像が描かれた新1万円札(見本)=国立印刷局提供
渋沢栄一の肖像が描かれた新1万円札(見本)=国立印刷局提供

 「日本の資本主義の父」と称される渋沢栄一。2024年から発行される新1万円札の肖像画に採用され、今年のNHK大河ドラマの主役でもあるが、幕末の志士や戦国武将と比べると、少し地味な存在だ。だが、近年、国連の持続可能な開発目標(SDGs)をはじめ、資本主義の問い直しが世界の潮流になる中で、道徳と経済の両立を唱えた「論語と算盤(そろばん)」の精神が注目されているという。渋沢が今に問う「資本主義のかたち」とは。【竹地広憲】

 「渋沢本人は『資本主義』という言葉をほとんど使いませんでした。『資本主義の父』と言われていますが、本人が生きていれば『俺は違う』と言うでしょうね」。そう言って笑うのは、渋沢栄一記念財団が運営する渋沢史料館の井上潤館長だ。

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