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菅首相、最後となる国会答弁 第5波の反省「不十分」と野党が批判

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衆院議院運営委員会で共産党の塩川鉄也氏(手前左)の質問に答える菅義偉首相(右)=国会内で2021年9月28日午後1時34分、竹内幹撮影 拡大
衆院議院運営委員会で共産党の塩川鉄也氏(手前左)の質問に答える菅義偉首相(右)=国会内で2021年9月28日午後1時34分、竹内幹撮影

 菅義偉首相は28日に衆参両院の議院運営委員会に出席し、新型コロナウイルス対策で19都道府県に発令している緊急事態宣言などを30日の期限で全面解除する方針を報告した。10月4日に総辞職が予定されており、今回が最後の国会答弁となる見通しだ。野党は首相の説明責任や医療崩壊を起こした感染「第5波」への反省が不十分として、攻勢を強めた。

 首相の議運委出席は3月以来。政府は感染拡大時に緊急事態宣言などを発令・延長する際には、衆参両院の議運委で報告している。菅政権発足後は計23日間開催されたが、首相の出席は3日間にとどまっている。

 衆院議運委では、立憲民主党の黒岩宇洋氏が「国民への説明不足で政府への信頼が低下した。時に経済・政局を優先し、助かる命が助からなかった」と批判した。共産党の塩川鉄也氏も政府が臨時国会召集に応じなかったと追及したが、首相は「議事は国会で決めることだ」と答弁するにとどめた。国民民主党の山崎摩耶氏は「在宅療養対策で後手に回った」と指摘した。

衆院議院運営委員会を終え、議員らにあいさつをする菅義偉首相=国会内で2021年9月28日午後1時48分、竹内幹撮影 拡大
衆院議院運営委員会を終え、議員らにあいさつをする菅義偉首相=国会内で2021年9月28日午後1時48分、竹内幹撮影

 野党は菅政権のコロナ対策に批判を強めることで、次期衆院選への「追い風」にしようと躍起だ。立憲の枝野幸男代表は28日の党会合で、緊急事態宣言の全面解除について「本当に大丈夫なのか。これまでも早すぎる解除でリバウンドを繰り返した」と指摘。共産の志位和夫委員長は記者会見で「首相は最後まで(コロナ対応の)失政の責任を一切認めなかった」と批判した。

 一方、首相はコロナ対策を振り返り、「一番苦しかったのは緊急事態宣言の発出で飲食(事業者)に大変なご迷惑をかけたことだ。しかし、専門家が『肝』という飲食に絞って対応した」と理解を求めた。【宮原健太、佐野格】

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