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ノーベル賞なるか 日本人も関わったコロナワクチンの技術と発見

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米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチン=福岡市で2021年4月15日、矢頭智剛撮影
米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチン=福岡市で2021年4月15日、矢頭智剛撮影

 新型コロナウイルスの主なワクチンは、遺伝物質のメッセンジャー(m)RNAを使う新しいタイプだ。かつてない速さで開発が成功した背景には、ノーベル賞級とも目される重要な発見があり、日本の研究者も関わる。10月4日からのノーベル賞発表を前に、研究内容に迫った。

 新型コロナに感染するとヒトの免疫細胞は、ウイルス表面のトゲ状のスパイクたんぱく質を目印として記憶し、次の侵入に備える。これに対してワクチンは、新型コロナの遺伝情報を持つRNAのうち、スパイクたんぱく質の設計図となる領域から、たんぱく質合成に直接関わるmRNAを人工的に作る。ワクチンを接種すると、体内でスパイクたんぱく質だけが合成される。免疫細胞がこれを外敵と認識することから抗体が生成され、ウイルスへの免疫ができる。

 しかし当初、mRNAは体から異物と見なされ炎症反応が起きるためたんぱく質をうまく作れず、ワクチンには使いにくいという課題…

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