プッチーニ不遇の名作に光 ソプラノ・中村恵理 びわ湖ホール「つばめ」で主役

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プッチーニの「つばめ」に出演するソプラノ歌手、中村恵理=大津市で2021年9月21日、濱弘明撮影
プッチーニの「つばめ」に出演するソプラノ歌手、中村恵理=大津市で2021年9月21日、濱弘明撮影

 世界の劇場で活躍するソプラノ中村恵理が10月、びわ湖ホール(大津市)でプッチーニ(1858~1924年)後期の名作「つばめ」の主役マグダを演じる。「蝶々夫人」の13年後に初演されたが、母国イタリアで不評が続き、1世紀を経た現代も上演機会が極めて少ない不遇のオペラ。「プッチーニが大好き」という中村が作曲家への愛やつばめの魅力を語る中で、この作品が一般に「愛されない理由」も少し見えてきた。

 舞台はパリ。マグダは銀行家ランバルドの愛人でサロンの主宰者だ。ある日、詩人プルニエがマグダの手相を見ながら「あなたはつばめのように海を渡って恋をする」と予言。マグダは酒場で青年ルッジェーロと恋に落ち、共に暮らし始める。しかし、ルッジェーロに求婚されたマグダは、自分が汚れた身であることを打ち明け、去って行く。

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