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2021自民党総裁選

岸田文雄首相による新内閣が発足しました。内閣について考察した記事や各国の反応をまとめています。

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「太郎さん、理想高いから…」 河野氏の地元・平塚で支持者ため息

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大型スクリーンに映し出された選挙結果を神妙な面持ちで見つめる平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭(前列右から2人目)と平塚青年会議所シニア会の竹内恵司会長(同3人目)=神奈川県平塚市で2021年9月29日、本橋由紀撮影
大型スクリーンに映し出された選挙結果を神妙な面持ちで見つめる平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭(前列右から2人目)と平塚青年会議所シニア会の竹内恵司会長(同3人目)=神奈川県平塚市で2021年9月29日、本橋由紀撮影

 自民党新総裁への選出に期待が高まっていた河野太郎行政改革担当相(58)の地元・神奈川県平塚市内のホテルでは29日、約50人の支援者が大型スクリーンに映し出された投開票の中継を見守った。決選投票で敗れるとため息が漏れた。

 投開票に合わせて、平塚青年会議所(平塚JC)と同シニア会が開いた「総裁選挙を見守る会」。決選投票で岸田文雄前政調会長(64)の国会議員票が河野氏の倍近くになったのを見届けた平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭(66)は「ダブルスコアだね」と肩を落とした。それでも河野氏が都道府県票(47票)の39票を得たことを前向きに受け止めて「河野さんなら元気にしてくれるという地方の期待だと思う」と話した。

 「太郎さんは理想が高いのでそれがちゃんと伝わらなかったのかな……」。常盤会頭は敗因をそう振り返り、1回目の投票で1位になれなかったことを残念がりながら「これから国会の中で自分の考え方を伝えていけるチームを作ってほしい」と期待を込めた。総裁就任を待望して地元の湘南スターモール商店街に掲げた横断幕はすぐに外すという。

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【2021自民党総裁選】

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