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2021自民党総裁選

岸田文雄首相による新内閣が発足しました。内閣について考察した記事や各国の反応をまとめています。

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中国メディアが速報「捲土重来果たした」 岸田氏新総裁選出

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自民党総裁選を終え壇上で菅義偉首相(左)に花束を渡した岸田文雄前政調会長=東京都港区で2021年9月29日午後3時22分、梅村直承撮影
自民党総裁選を終え壇上で菅義偉首相(左)に花束を渡した岸田文雄前政調会長=東京都港区で2021年9月29日午後3時22分、梅村直承撮影

 岸田文雄前政調会長が29日に自民党総裁に選出されたことを受け、中国メディアは「捲土(けんど)重来を果たした」などと次々と速報で伝えた。

 中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)は29日、「中国は日米同盟に反対したことは一度もないが、日本は日米同盟の枠組みの中で中日関係の改善を積極的に模索すべきだ」とする外交関係の専門家のコメントを掲載。新政権下での両国関係の改善に期待を示した。

 一方、中国国内では岸田氏が首相に就いた後も両国関係に大きな変化は訪れないとの見方が強い。今回の総裁選で岸田氏は、中国との対話の重要性は示しつつも「価値を共有する国々と連携し、中国に大国としての振る舞いを求めていく」と主張。中国を念頭にした人権問題担当の首相補佐官の設置も表明するなど、中国を強く意識したスタンスを示している。中国の国営メディアの関係者は「岸田氏は外相時代に中日関係を安定させようとし…

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【2021自民党総裁選】

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