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安倍・菅政権考

「問答無用」の9年間 沖縄から見た安倍・菅政権

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米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事に使われる土砂の搬出が続く塩川港で、抗議活動をする山城博治さん=沖縄県本部町で2021年9月9日午前11時54分、喜屋武真之介撮影
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事に使われる土砂の搬出が続く塩川港で、抗議活動をする山城博治さん=沖縄県本部町で2021年9月9日午前11時54分、喜屋武真之介撮影

 菅義偉首相が近く退任し、約9年にわたった安倍晋三政権、菅政権が終わる。この間、沖縄県名護市辺野古の沿岸部では米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設工事が始まり、海が護岸で囲われ埋め立てられていっている。沖縄平和運動センターの議長として現場で抗議活動の先頭に立ち、9月に議長を退いた山城博治(ひろじ)さん(69)の目には、安倍・菅政治はどう映ったのだろうか――。【遠藤孝康/那覇支局】

 沖縄美(ちゅ)ら海水族館から南に約10キロ。沖縄本島北部の本部(もとぶ)町・塩川港には連日、大型トラックが次々と入り、積み荷を船に移し替えている。辺野古に運ばれる埋め立て用土砂だ。9月9日、山城さんは「辺野古埋立 NO」と書いたボードを手に港にいた。「僕の声が届くわけではないし、工事が止まるわけでもないが、知らんふりはできない」

 だが、トラックは山城さんの存在を「知らんふり」して出入りする。「最初は悔しくて『畜生』と思っていたけれど、続くと『もう駄目なのかな』と思ってしまう。ボディーブローのように効いている。その中で自分が引退するのは衝撃が大きいと分かってはいるんですけれどね……」。翌10日の沖縄平和運動センターの総会で、山城さんは年齢を理由に議長を退いた。

 山城さんが議長を務めた8年間は、安倍・菅政権の時代だった。2012年12月に民主党から政権を奪還した安倍首相は翌13年3月、「普天間の固定化は断じてあってはならない」として辺野古の埋め立てを県に申請。当時の仲井真弘多(ひろかず)知事は13年末、これを承認した。

 14年11月の知事選で辺野古移設に反対する翁長雄志(おながたけし)氏が仲井真氏らを大差で破って当選したものの、政府は計画を止めることなく、17年4月に辺野古の海に石材を投入する護岸工事に着手。18年12月には埋め立てを始め、今に至る。

 「とにかく『問答無用』の嵐だった」。山城さんはそう振り返る。県民は…

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