実績十分の白鵬 年寄襲名に異例の“物言い”がついた理由

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横綱昇進の伝達式で口上を述べる白鵬(左)。右は宮城野親方=東京都墨田区の宮城野部屋で2007年5月30日午前9時26分、佐々木順一撮影
横綱昇進の伝達式で口上を述べる白鵬(左)。右は宮城野親方=東京都墨田区の宮城野部屋で2007年5月30日午前9時26分、佐々木順一撮影

 45回の幕内優勝など実績は申し分のない白鵬だが、引退と年寄襲名という流れで“物言い”がついた。「優等生横綱」と呼ばれながら近年は周囲が眉をひそめる振る舞いがあり、親方になることを不安視する周囲の声が、「初めて」(芝田山広報部長=元横綱・大乃国)という異例の誓約書の形で表れた。

 理事会が襲名を承認する上で条件としたのは「理事長をはじめ先輩親方の指揮命令・指導をよく聞くこと」「相撲界のしきたりを守り、逸脱した言動を行わないこと」といった内容だ。白鵬から異論はなかったという。

 協会によると、5人の親方と外部委員1人で構成する29日の年寄資格審査委員会で厳しい意見が出たという。現役最後の優勝となった7月の名古屋場所千秋楽では力を誇示するようなガッツポーズを見せ、東京オリンピック期間中には協会に事前に連絡せずに柔道会場を訪れた。新型コロナウイルス対策に協会を挙げて取り組んでいるさなかのことだ。

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