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Gender×JAPAN

シンクタンクの男女格差を示す指数で、日本は156カ国中120位。深刻なジェンダーギャップを解消するには?

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芸術界のジェンダー不均衡

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 政治や経済の分野に比べれば、女性が進出しているように思える文化芸術界だが、関連組織の上層部や、プロデューサー、映画監督、演出家など決定権を持つ立場には依然、男性が多い。文化芸術界でジェンダーの不均衡を是正するには何が必要か。そして、表現活動を通じて浮かび上がるジェンダーの課題とは何か、を考えた。

属性の偏りが生む硬直 竹田恵子・東京女子大女性学研究所准教授

 美術界のジェンダー不均衡は、政治など他の分野と同様、改善すべき重要な問題である。日本美術界の概観としては、美術大学教員や美術館館長など比較的高い地位に男性が多く、比較的低い地位に女性が多いという構造が顕著である。評価される芸術家も、また批評家も、男性のほうが圧倒的に多い。

 私が「ウェブ版美術手帖」からデータの提供を受けて分析したところ、例えば現代美術作品を多くコレクションする国公立の美術館(東京都現代美術館、東京都写真美術館、国立国際美術館、東京国立近代美術館)収蔵作品における女性作家の割合は10~13%なのに対し、男性作家は70~80%台後半であった。また、美術大学(全国で受験者数の多い上位5校)のほうが同じくらいの偏差値の一般大学と比べて女性学生の割合が大きい…

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