震災支援のランドセル、アートに 世界中のアーティストが制作
毎日新聞
2021/10/1 13:30(最終更新 10/1 14:04)
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東日本大震災直後に支援物資で送られたものの使われなかったランドセルを生かし、世界のアーティストが制作した作品の展覧会「まじゃらいん―帰ってきたランドセル」が宮城県石巻市中央3の「石巻祥心会く・ら・ら」で開かれている。「支援の気持ちが消えないように、思いを引き継ぎたい」と2012年に始まった展覧会が世界各国を巡回し、出発点の石巻に帰ってきた。【神内亜実】
「まじゃらいん」は石巻の方言で「みんなで一緒に」の意味。会場では、壁一面に個性豊かな170個のランドセルが並び、まるで劇場のような光景が広がる。毛糸のかぎ針編みでチョウのような羽をあしらったランドセルは、09年の台風で自宅を流されたフィリピンの美術家が「羽があったら溺れかけた姪(めい)や甥(おい)を救ってあげたのに」と当時の心境を表現した。主催する芸術家、武谷大介さんは「災害の多い東南アジアの作…
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